ビックリマン風の「アマビエ」シール、チャリティー販売開始! デザイナー米澤 稔さん、広洋産業 インタビュー

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ビックリマン_アマビエさま
ビックリマン_アマビエちゃん

疫病よけの言い伝えがある妖怪「アマビエ」ビックリマン風シールになって登場!
大きな話題を呼んでいます。

このイラストを描いたのは、デザイン会社のグリーンハウス(大阪府大阪市)で、ビックリマンのキャラクターデザインを35年に渡り担当している米澤稔さん。これを、バリアフリー機器メーカー「広洋産業」がシール化し、期間限定でチャリティー販売しています。
デザイナーの米澤 稔さん、広洋産業の統括本部長の森川正康さんにインタビューしました。

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ビックリマン キャラデザイナー米澤 稔さんインタビュー

編集部:アマビエを描いたきっかけは?
米澤さん:友人たちがアマビエさまのイラストをネット上で公開していたのを見たりして「ふ〜ん、こういうキャラをみんな描いているんだ!? じゃあ、僕も流行りに乗っかってみよう!」といった軽い感じで描いてみました。 友人というのは、ビックリマン世代で、ビックリマンのイラストが好きで知り合い友人関係になった、人気イラストレーターの中村佑介さんとポケモンGOなどで有名なコザキユースケさんたちです。

編集部:ビックリマン風のアマビエさまというのが、面白いですね。
米澤さん:アマビエさまを描く前に、今回のコロナウイルスの感染防止のための自粛要請などで閉塞感が漂い出した頃に、ビックリマンキャラクターを使って「みんなで打ち勝とう!」みたいなイラストをツイッターで出したんです。そうしたら、ビックリマン世代を中心に反響が大きかったので、このアマビエさまも自分なりの表現で、少し変わったキャラクターに出来たらイイな、と思って描きました。 私どもがビックリマンのキャラクターを描き始めたのが、ほぼ35年前。今も描いていますが(笑)
「ビックリマンチョコ」がブームだった1980年代に熱狂していた小学生が、今は30代半ば〜40代前半。いわゆる「世の中の中心世代」なんです。 実は私は常日頃から、このビックリマン世代の力をひとつに出来れば、世の中を変えられるんじゃないかな? と妄想しているんです(笑)
この「ビックリマン」というキーワードだけで結びつく彼らのパワーが、この閉塞感いっぱいの現状を変えてくれるだけの力があると私は信じて、今回のチャリティーでの取り組みをした訳です。
成功するかどうかは分かりませんでしたが、ビックリマン世代の力を信じて正解でしたね。

編集部:シールは「アマビエさま」と「アマビエちゃん」の2キャラクターあるのですね。
設定などはあるんですか?
米澤さん:アマビエさまのキャラを考える際に、2案考えたんです。最初にネットに出した「アマビエさま」1案で展開するより、2案あった方が良いかな?とシール化してくれた広洋産業さんと決めました。
後の案の方が可愛い感じだったので、女の子設定で「アマビエちゃん」にしました。それ以上の深い設定はなかったです(笑)

編集部:シール化の反響は?
米澤さん:発売初日から売り切れとか、すごい反響でした。

編集部:売上の寄付先などは広洋産業様と決めたのですか?
米澤さん:そうですね。商売として考えて作ったキャラでもなかったですし。今の閉塞感の中でみんなが参加して、好きなシールを買って 寄付で社会に貢献するといった感じになれば、少しでも世の中が明るくなるかな?といった思いでした。

編集部:新作の予定はありますか?
たとえば「ヨゲンノトリ」がアマビエに続き話題になっていますが。
米澤さん:通常のビックリマンなどの仕事が忙しく、現状では 新作は考えていませんが、何か面白いものがあれば考えて作るかもしれません。
「ヨゲンノトリ?」そんなのがあるのですか?! 考えようかな?(笑)

 

ビックリマン 広洋産業・統括本部長 森川正康さんインタビュー

編集部:シール化の反響について教えてください。
森川さん:大変ご好評をいただいております。特にビックリマン世代の方々からの反響が多く、昔を思い出して購入(寄付)して頂けているのではないでしょうか。

編集部:購入希望者の数はどれくらいですか?
森川さん:2000枚以上のシールが購入されました。
当初の予想を大きく上回るペースでした。

編集部:増刷の予定は?
森川さん:予想以上の反響でしたので、急遽関係各所と連絡をとって増刷の検討に入っております。情報が確定しましたら告知させていただきたいと思います。

(メールインタビュー:2020年4月28日)

 

4月27日から5月10日まで専用サイト(rabbittyshop.thebase.inrabbittyshop.thebase.in)でチャリティー販売中(2枚セット1980円~)。制作費を除く売上は全て、子どもたちに役立つ活動を続ける団体のために寄付される。

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