ソニー、「PEANUTS」への200億円の出資を完了
- 2018/8/1
- キャラクター
- スヌーピー, ソニー・クリエイティブプロダクツ, ソニー・ミュージックエンタテインメント, ピーナッツ
ソニー・ミュージックエンタテインメント(東京都千代田区 以下、SME)は、Peanuts Holdings LLCの約39%の持分を取得したことを発表した。
取得金額は、ソニー本社の5月14日の発表によると、185 百万米ドル(約 204 億円*)で、一定の調整を経て決定するとされていた。
* 1米ドル=110 円として計算
これまで、Peanuts Holdings LLCの株式の80%を、DHX Media Ltd.(カナダ 以下、DHX Media)が保有していた。今回、DHX Mediaの持分のうち49%(Peanuts Holdings LLC全体の持分の約39%)を、SMEが間接的に取得。
その結果、DHX Mediaが約41%、SMEが約39%を保有することとなった。残りの20%は「ピーナッツ」の原作者 チャールズ M.シュルツのファミリーが引き続き保有する。
SMEの代表取締役 CEO 水野道訓氏は以下のようにコメントを発表した。
【株式会社ソニー・ミュージックエンタテインメント 代表取締役 CEO 水野道訓氏コメント】
1950年の誕生以来世界中で愛されている、スヌーピーでお馴染みの「ピーナッツ(原作者:チャールズ M. シュルツ氏)」ですが、日本での人気は非常に高く、関連キャラクター商品の売上は、全世界の売上額の約4割を占めているとも言われています。日本では、ソニーミュージックグループの中でキャラクタービジネスを展開する株式会社ソニー・クリエイティブプロダクツが、2009年に「ピーナッツ」の国内独占エージェント権を獲得して以来、国内のライセンス展開を先導し、リテールを中心に市場を大きく成長させてまいりました。
また、2016 年 4 月には、米国以外では初となるオフィシャルミュージアムとして「スヌーピーミュージアム」を東京・六本木にオープンさせ、今年3月には来場者数が100万人を突破するなど、キャラクタービジネスの新領域を切り開くことにも成功しました。今後も、我々ソニーミュージックグループが持つリソースやIPビジネスのノウハウを活用しながら、シュルツ・ファミリーの皆さま、そしてCEOのマイケル・ドノバン氏を始めとする、ジョイントベンチャーパートナーのDHX Mediaとともに、「ピーナッツ」の素晴らしさをより多くの方々にお届けできることを喜びとして、尽力していきたいと考えております。
参考情報
■「ピーナッツ」について
スヌーピーでおなじみのコミック「ピーナッツ」(原題:PEANUTS/原作者:チャールズ M.シュルツ)は、1950年10月2日にアメリカの7紙で連載がスタート。 現在も75カ国21の言語、2,200紙で掲載されており、2020年には生誕70周年を迎える。
■DHX Mediaについて
DHX Mediaは子供向けのコンテンツやブランドを保有する大手企業で、「ピーナッツ」をはじめ、「テレタビーズ」、「ストロベリーショートケーキ」、「ケイルー」、「ガジェット警部」のほか、高い評価を受けている「デグラッシ」シリーズといった資産を保有していることで世界的に知られている。子供向け番組制作における世界的な大手企業として、DHX Mediaが保有する子供向け30分番組のライブラリーは世界最大の13,000に上り、これらのグローバルな消費者向けコンテンツを世界中の放送局やストリーミングサービス事業者へ提供することにより、ロイヤリティ収益を生み出している。また、DHX Mediaは子会社であるWildBrain社を通じて、YouTube内最大の子供向けチャンネルの一つを運営。DHX Mediaはカナダに本社を置き、全世界に事業拠点を持っている。
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