ショウワノート(富山県高岡市)は、第43回ベルマークキャンペーン(対象期間:2016年1〜12月)を実施した。参加校は全国12,238校。その中で第1位に輝いたのは、小学校の部では「香取市立 佐原小学校」(千葉県)、小学校以外の部では「勝沼授産園」(山梨県)だった。
小学校の部 第1位の佐原小学校は、対象期間(対象期間2016年1〜12月)に、同社の「ジャポニカ学習帳」などについたベルマーク14,858点を集票した。同校は第40回の同キャンペーンでも全国1位を獲得している。
6月12日、佐原小学校で、小川校長、佐藤PTA厚生委員長、児童会長らが出席して表彰式が行われた。
席上、ショウワノートの片岸社長は以下のように挨拶した。
「佐原小学校は、3年ぶりにベルマーク表彰で全国12,238校の第1位になりました。まさにベルマークの名門校といえます。これも先生方、児童のみなさん、PTAのみなさんの尽力の賜物と感謝申し上げます。
ジャポニカ学習帳には、ドラえもん、ポケモンのほかに、一昨年からフレンドも発売しており、ことしは稀勢の里の学習帳も出し、国技館では連日、品切れになりました。
ジャポニカの表紙の写真は、47年前から写真家の山口先生が世界中を飛び回って撮っています。花が咲くまで一晩中、テントでシャッターチャンスを待っています。マラリアやデング熱に何度もかかっているそうです。昆虫と花を撮影しているので、殺虫剤を使って殺してはいけないと考えており、“自然を大切にしよう”という、まさにジャポニカのポリシーを持っています。
きょうは、たくさんの賞品を持ってきたので、これを使って勉強して、来年も全国第1位になるようにがんばってください」。
<話題になった『横綱・稀勢の里版』ジャポニカ学習帳>
次に、片岸社長からPTA厚生委員長に表彰状、児童会長とリサイクル委員長に記念品が贈呈された。
松川PTA会長が「当校は人数が多いので有利だが、ベルマークをこつこつと集めてきた結果なので、全国第1位は大変にうれしい」、児童会長からも「ベルマークは普段から意識して集めている。これからもがんばって続けていきたい」と、それぞれ御礼の言葉を述べた。
小川校長が「たくさんの記念品をいただき、御礼申し上げる。厚生委員長がベルマークの集票作業は地味だが、愚痴をいいながら集めましょうといっている。このような機会をいただき、今後の励みにつながると思う」と、あいさつした。
記念撮影のあと、先生方、PTAを交えて懇談会を行った。
PTAから「(ジャポニカ)フレンドがこんなにたくさん種類があるとは思わなかった」「コンビニでは種類が少ない」「ポケモンは少し高い」「量販店の安いものは紙質が悪い。高くても書きやすいものを子供たちに提供することが大切」「安いものを一度買ったが、二度と買わなくなった」「プリントをノートに貼っているので、しわにならない糊が欲しい」「集票作業は年に七回行っているが、家庭で眠っているマークをどう回収するかが今後の課題」などの要望や意見が寄せられた。
ショウワノート側からは「高岡工場を建て替え中で、来年5月に完成するが、新マシンを導入して、水平に開くノートをつくる」「しわにならない糊を開発中で、11月にジャポニカ糊として発売する」「ベルマークを貼る台紙は、ホームページからダウンロードできる」などと回答があり、有意義なひと時を過ごした。
同社は今後も、ベルマーク運動の一助となるべく活動を続けていく。
スポンサーリンク
Copyright © 『ファンシーWeb』(ファンシーショップ紙 公式WEB) All rights reserved.